命。
もっとも大切なもの。

今朝のお悔やみ欄をみて一昨日カットした方が昨日亡くなっていたことがわかった。
ベット上で施術したのだか話す声に力もなく体調はかなり悪かったのでしょう。
事前に看護士さんから『あまりベットは起こせない方』とは聞いていたので手早く施術を心がけました。
でもその時僕はその方が何日か後に死ぬなんてこれっぽっちも考えてなかった。
いつもどおり『どれくらい切りますか?』
『上のほうはパーマとれないように切って裾は短くしておきますね』
人生で最後のカット。
今思えば多分看護士さん達、ご本人や家族はもう何日も生きられないことを知っていて最後にキレイになって逝きたいということでカット申し込みをしてきたんじゃないかと思うんです。
それなのに自分はその方が辛そうだからなるべく早くキレイに仕上げることだけを考えていた。

最後のカットだとわかっていたら…

かけていた言葉も違っていただろう。
もっと気持ちをこめていただろう。
いつも患者様の体の負担にならないよう考えながら施術しているが…

なんかなにもかけなくなってきました。
ご冥福をお祈り申し上げます。

そして人生最後のカットを任せていただいて…
僕でよかったのか…

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kajiji

freepeace代表